第122回近畿救急医学研究会

会長挨拶

堺市立総合医療センター 救命救急センター長  中田 康城中田 康城

このたび第122回近畿救急医学研究会を、2021年7月10日(土)国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)において、堺市立総合医療センター救命救急センターが主催させていただくこととなりました。救命救急センター開設からわずか6年の私たちが、1974年から続く伝統ある本研究会を主催させていただくことをたいへん光栄に思っております。
今回のテーマは「New Normal~模索する救急医療」といたしました。社会全体に極めて大きな影響を及ぼす出来事が起こった場合、時にこれまでの常識が通用しなくなります。このような大きな変化に対応するために生まれた「新しい常識・常態」が New Normal と呼ばれるものです。2019年、働き方改革が声高に叫ばれ、New Normal の萌芽が生まれました。2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本中を席巻し、我々すべての意識や行動様式を変えました。個人が、社会が、その大きな変化に苦慮してるのが現状(withコロナ)です。救急医療においても多くの変更が求められています。近い将来、COVID-19が終息した世界(afterコロナ)を迎えても、この未曾有の歴史に残る経験は我々の意識や価値観、生活様式に大きな影響を残すはずです。決して、元の世界(preコロナ) に戻ることはないでしょう。
本学術集会においては、New Normal における救急医療についてを多職種で考えてみたいと思っております。救急医療がどう変わったのか、今後も救急医療を維持、充実させるために何をすべきか、何をどう変えるべきか、などなど、容易に答えが出ない大きな問題かもしれません。本学術集会が、New Normal における救急医療の礎となることを期待しております。
学会運営にとても不慣れな私たちですが、大阪南部、堺まで来ていただいたすべての医療従事者に有意義であったとおっしゃってもらえるよう、事務局員一同、一生懸命に運営いたしますので、多くの方々のご参加をお待ちしております。